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西新宿 彩旬亭

一言 第588号を発行しました

 

 人はそれぞれの環境や条件の中で生きています。その中で日々願うことは多々あると思います。

 それらの願いを落ち着いて考えてみると、それらは自分を中心とした願いなのです。「私がいいようになりますように」とか「私の子や孫が幸せになりますように」とか「私の所属する団体が発展しますように」とか。当然のことです。

そんな当然の願いをもって生きている中で、身近な人がお亡くなりになることが必ずあります。言わばお葬式です。その儀式の作法にお焼香があります。そのお焼香しているときに自分の願いをされた方はあるでしょうか? 故人のために願うという方が殆どだと思います。実はそれが非常に尊いのです。
自分のことは置いておいて、亡き方を偲ぶ。できないことです。日常生活に戻ると、いつも自分の事ばかり、自分の都合のいいことばかり、自分に利益があることばかりを考えて行動しているのではないでしょうか?
そんなあなたでも、「あなたを必ず救う」とずーっと願いをかけてくだっているのが仏さまです。

宗教法人 西教寺