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西新宿 彩旬亭

一言 第590号



 昔から「人の振り見て我が振り直せ」と言います。説明するまでもありませんが、自分の目で見た他人の「良い所は見習い、悪い所は文句を言うのではなく、自分のこととして直しなさい。」という意味です。
 人間の目は心と繋がっており、我が目で見たものは私の心で見てしまいます。良いところは嫉んでしまい、悪いところがあると文句を言い更に責めてしまうのです。
 目がせっかく二つ付いているのですから、一つは目と心の見方は違っていると自覚しましょう。
 もう一つは、遠くの物と近くの物を見分ける為ですが、もっと広く見なさいと教えられていると理解しましょう。今私が見たものは、昔は違う意味であったかもわからいないし、遠い未来は全く変わっている物として使われているかもわかりません。
 善導大師は『経教はこれを譬えるに鏡のごとし、しばしば読み、しばしば尋ねれば、智慧を開発する』と教えてくださっています。
 内容が反れますが、耳も二つあります。相手の言い分を二回は聞きましょう。

宗教法人 西教寺