生活の中にお念仏

今年も新年度を迎えることができそうです。新一年生、二年生、社会人等々。それぞれ新たな生活が始まります。
まず、今日まで生きてこれた事に感謝し、今日 目が開いたことに感謝し、新年度を迎えられたことに感謝して新しい時代を生きましょう。
しかしながら、自分の思った通りにいかないのが人生であります。皆、知らず識らず自分中心に生きていますから、摩擦が起こり、怒りがこみ上げてきます。阿弥陀様は「誰もが幸せに生きておくれ」と願ってくださっています。よく考えると、あなたが一生懸命生き、はたらいているように誰も他人を怒らそうと思っているわけではありません。怒りが起これば深呼吸し、「なもあみだぶつ」と心の中で称えてみましょう。仏様は全ての人が輝いて見えます。怒りを発しているのは自分の心です。怒って過ごしても同じ一日です。感謝しても同じ一日です。仏様に手を合わせ、今日の一日に感謝できれば有難いことです。怒りが修まらなくても南無阿弥陀仏。
生活の中で、自然に「南無阿弥陀仏」とお念仏申せたならそれが真実の信心です。